~夢や希望を描く子どもたちのために、わたしたちにできること!~
大牟田市教育委員会は、九州地方ESD活動支援センターとの共催で、7月31日(金)に、おおむたハイツにおいて「令和8年度 ユネスコスクール・SDGs/ESD交流会」を開催しました。
本交流会は、大牟田市内のさまざまな関係機関が、子どもたちの未来のために連携を深めることを目的として実施されています。当日は、市内の小・中・特別支援学校の教職員をはじめ、幼稚園や高等学校の教職員、市役所関係者、企業・団体関係者、さらには、ありあけ新世高等学校、大牟田高等学校、三池高等学校の生徒など、約180人が参加し、グループセッションやブースセッションを通して交流を深めました。
開会行事の後、福岡教育大学学長の石丸 哲史先生による基調講演が行われました。石丸学長は、「夢や希望を描く子どもたちを支えるためには、組織や立場の違いを超えた協働が不可欠です。ESDでは、活動そのものだけではなく、『何を学び、その学びにどのような意味があったのか』を大切にすることが重要です。誰もが参加できる易しさと優しさのある学びの場をつくり、学んだことを生かす機会を広げることで、生きる力を育むことができます。人づくりはまちづくりであり、それが持続可能な地域社会の実現につながります。」と話されました。
前半の部では、一般社団法人 OMUTA BRIDGEの菅原さん、高口さんをファシリテーターに迎え、高取小学校の関係者(校長、教頭、PTA会長、地域関係者、子ども家庭課職員)が登壇し、「未来語りのダイアローグ」を行いました。これは、「現在の課題が未来には解決している」という設定のもと、それぞれの立場から「どのような取組によって課題が解決したのか」について対話するものです。会場の参加者は、モデルチームによる対話を参観した後、グループごとに感想や意見を交流しました。そして、対話を通して得られた気付きをもとに、今後、職場や日常生活の中で取り入れたいことを一人ひとりが付箋に書き出し、共有しました。
参加者からは、「課題について、未来に解決しているという設定で話すことで、前向きな気持ちになれた。」「高校生との対話を通して、子どもたちの視点や気持ちへの理解が深まった。」などの感想が寄せられました。
後半の部では、9つの企業・団体によるブースセッションを実施しました。各ブースでは、業務内容や製品、取組についての紹介が行われ、参加者は関心のあるブースを選んで説明を聞きました。1回15分のセッションを3回実施し、参加者は「どのような連携ができるか」「学校や地域の取組の参考となる事例はないか」といった視点で積極的に質問を行うなど、ESD・SDGsの活動充実に向けた活発な交流が行われました。
【ブース出展団体・企業】
大牟田ガス 株式会社 株式会社 三井三池製作所 九州電力 株式会社 済生会大牟田病院 田辺工業 株式会社 デンカ 株式会社 JICA九州 大牟田市立図書館 教育出版 株式会社
最後に、全体総括として「これからの社会は、持続可能性を追求することなしには成り立ちません。子どもたちには、経験や体験、そして特に『体感』することを大切にしてほしいと思います。」とのお話を、石丸学長からいただきました。
本交流会を通して、夢や希望を描く子どもたちを支えるためには、地域全体で連携し、すべての大人が子どもたちに伴走することの大切さを改めて共有することができました。今後も、それぞれの立場から持続可能な社会づくりに向けた取組を一層推進していくことを期待します。