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大牟田市立学校再編整備基本計画

最終更新日:

 

大牟田市立学校再編整備基本計画(平成15年7月)

 

【1】基本方針

学校再編整備を行うにあたっては、21世紀を担う大牟田市の子どもたちの「生きる力」を育む教育環境を整備するために定めた「学校再編整備基本構想」に基づき、次代を担う子ども達に新しい時代を切り拓く能力と豊かな心を育成できる教育環境の整備充実を目指して、学校再編整備についての基本計画を作成する。基本計画作成にあたっては、以下の観点から再編を必要とする学校の状況を勘案し計画する。

[1] 再編を必要とする学校の規模及び隣接する学校の規模
[2] 通学距離と通学の安全
[3] 歴史的経過
[4] 市の諸計画との整合性
[5] 中学校区との関係

なお、この基本計画の実施期間は、平成15年度から平成24年度までの10年間とし、計画の期間中において、地域状況等、社会の変化により考慮すべき事項が生じた場合には、計画の見直しを行う。

 

【2】再編を必要とする学校

 学校再編整備を必要とする学校は、大牟田市立学校再編整備基本構想にある「学校規模」及び「学校配置」の考え方に基づき、以下のとおりとする。

(1) 複式学級編制が見込まれる学校
大牟田市立上内小学校

(2) 全学年単学級の6学級規模校で1学年の児童数が20人を下回る学級が複数生じることが見込まれる学校
大牟田市立諏訪小学校 
大牟田市立天道小学校
大牟田市立玉川小学校
大牟田市立上官小学校

(3) 全学年単学級の6学級規模校で1学年の児童数が20人以上となる学校で近接配置にある学校
大牟田市立三里小学校

 

【3】再編計画

再編計画(PDFファイル:83KB)(新しいウィンドウで表示)

 

【4】再編整備の実施にあたって

再編整備の具体的な実施にあたっては、本基本計画をもとに、学校規模及び学校配置の状況、学校施設の状況、小・中学校区の関係、地域住民の意向等、再編対象校の状況及び市の財政状況等を勘案しながら、学校ごとに順次実施計画を策定し実施するものとする。

(1)通学区域の設定について
学校再編に伴う通学区域の設定については、通学の安全確保及び通学距離、生活圏の一体化、中学校区との関係等、総合的に考慮して適切に定める。

(2)再編の時期について
第1次の実施計画を平成15年度に策定し、再編の時期を平成18年度を目途とする。その後の実施時期については、状況に応じて定める。

(3)再編後の学校位置について
再編後の学校位置については、次の観点から総合的に検討する。

[1]可能な限り、通学への負担がかからないこと
[2]校地面積等、ゆとりある教育環境の整備ができること
[3]現存する学校施設等の有効活用が図られること

(4)施設整備について
学校再編整備に伴う施設設備の充実については、学校ごとに状況調査を行い、可能な限り既存施設を活用しながら、小学校施設整備指針(文部科学省大臣官房文教施設部)を準用し、良好な学習環境の創出に努める。

[1] 教育内容・教育方法等の変化に対応した多様な学習内容・学習形態を可能とする施設整備
[2] 安全でゆとりと潤いのある施設整備
[3] 地域と連携した施設整備

(5)跡地利用の考え方について
学校再編による跡地については、総合行政の観点から活用について検討することとする。

 

【5】その他の配慮事項

(1)開校準備委員会(仮称)の設置について
 実施計画策定後、再編対象校及び保護者等で構成する「開校準備委員会(仮称)」を設置し、学校名、校章、校歌、施設設備、PTA等に関することについて協議する。

(2)再編対象校の資料の保存等について
 再編対象校の歴史、文化、環境等の調査や評価を行い、史資料の保存・活用等、配慮すべき事項について検討する。

(3)再編学校間の交流学習等の推進について
子どもたちが学校の再編による環境の変化に速やかに順応できるよう、事前に関係する学校間で交流学習等を行うなど児童間の融和を図るとともに、教育課程の編成や学校の運営などについて、関係学校間で十分な調整を行う。

(4)中学校について
中学校については、小学校の再編整備の進捗状況に応じ、中学校教育の在り方について検討する。

資料1

大牟田市立再編整備基本計画策定までの経過

日付 内容
平成15年1月31日
大牟田市立学校再編整備推進本部設置
学校再編整備基本計画(案)作成開始
平成15年2月25日
教育厚生委員会において学校再編整備基本計画(案)の説明
平成15年3月11日
教育委員会において学校再編整備基本計画諮問案について決定
平成15年3月20日
大牟田市立学校通学区域審議会に学校再編整備基本計画(案)諮問
平成15年4月2日~4月30日
基本計画(案)に対するパブリックコメントの募集
平成15年5月1日~6月18日
PTA・町内公民館役員へ学校再編整備基本計画(案)の説明
平成15年6月4日
第6回大牟田市立学校通学区域審議会
平成15年6月17日
第7回大牟田市立学校通学区域審議会
平成15年6月27日
学校再編整備基本計画(案)について答申
平成15年7月18日
教育委員会において学校再編整備基本計画を決定
平成15年8月21日~9月10日
基本計画対象地域において学校再編整備基本計画の説明

資料2

パブリックコメントで寄せられた意見の概要とそれに対する考え方

番号

意見の概要

意見に対する考え方

基本構想案の
修正の有無
1
学校再編後の跡地利用については、再編に必要な財源に充当するため、売却することを前提とするべき。
(理由:跡地の売却により校舎の建設費の一部に充当することができ、学校再編に必要な費用負担の圧縮を図れる。)
跡地活用については、総合行政の観点から協議を行い、ご意見の趣旨も含め、市の総合計画や財政面も考慮し、検討して行きたいと考えております。
なし
2
上官と大牟田の統合は上官への統合を提案。
(長所:運動場が最適、景観良好、騒音がない、部外者進入の心配がない)(欠点:学校周辺の駐車困難など) 
市の中心部にある大牟田小の場所は市民皆で使えるような活用をするのが一番である。跡地には美術館を建設していただきたい。笹林公園、文化会館、カルタックス、延命公園動物園と続けば、文化回遊ゾーンができる。文化の香る大牟田にするための提案である。
上官小と大牟田小のどちらを新しい学校の位置にするかについては、通学への負担や学校施設の状況または有効活用度等を踏まえ総合的に判断し、実施計画の中で示したいと考えております。
また、跡地については、総合行政の観点から協議を行い、市の総合計画や財政面も考慮し、検討して行きたいと考えております。
お寄せいただきましたご意見は、実施計画策定などの際に参考にさせていただきます。
なし
3
 上内と玉川の広域的検討に関して、分校の形態でもいいから、地域に学校を残して欲しい。(2校の地域における必要性の考慮をお願いしたい) 諏訪、天道、上官、三里については、通学地域の見直しによって児童数の平均化をして欲しい。
どうしても、統廃合ということであれば、数年間の姉妹交流を経て統合を望む。
地域における学校の大切さの考慮をしていただきたい。
将来的なお願いとして、隣り合う距離の学校であれば、少人数の学校・多人数の学校・環境に力を入れている学校というように各学校に特色をもたせ、ある程度自由に選択できるような学校づくりが必要と思う。
分校の形態、児童数の平均化をご提案ですが、少子化及び人口減少の傾向は、今後も続くと考えられ、学校教育の充実と教育行政の効果的・効率的運営の観点から学校再編整備基本計画案を作成したものです。 また、姉妹交流の件ですが、基本計画案にも掲げておりますとおり、子どもたちが環境の変化に速やかに順応できるよう統合前の約2年間において教育課程の調整や交流学習等を行い児童間の融和を図っていくようにしております。
特色ある学校づくりの提案につきましては、大牟田市におきましても、新指導要領にもとづき、個性ある地域に根ざした学校づくりに努めているところです。 また学校選択制につきましては、特に小学校においては、通学距離や安全性の確保、学校と地域との連携の希薄化、また児童生徒数の不確定性により学校施設の確保や教職員の配置が困難であるなど、様々な課題があり現在のところは考えておりません。
なし

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