さらなる 地域コミュニティ形成の拠点へ
市内では地域の主体的な取組みで、いろいろな形での地域づくりやまちづくりが行われています。
諏訪川なの花祭り・はやめカッパ祭り・勝立大蛇山・三池初市など、地区公民館は地域活動の拠点として祭りに係わっています。
このような祭りでは、低学年の子どもを高学年の子どもが指導したり、大人と子どもの異世代の交流が見られたりします。地域のもつ教育力を育む底流として、また、地域づくりやまちづくりのきっかけとしても、祭りは有効な地域活動の取組みであります。
子どもたちに目を向けると、度重なる凶悪犯罪や、いじめ、不登校等、青少年をめぐる様々な問題の背景には、家庭の教育力の低下とともに、地域の教育力の低下があると指摘されています。地域の祭りなどを契機として、地域が一体となって子育てを支援することや地域社会を挙げて子どもを心豊かに育んでいく環境を整備していくことが、ますます求められています。
高齢者に目を向けると、介護の必要な高齢者の増加、一人暮らし世帯の増加などの地域課題をかかえる中で、公民館は、公民館利用サークルが従来から行っているデイケア施設や老人ホームへの慰問はもとより、新たな展開として健康づくりや生きがいづくりの支援をすることが求められています。
地域が直面している課題の解決に向けて、公民館には、地域コミュニティ形成を支援する拠点としての役割が求められているところです。