考えよう あなたの人権 私の人権
すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。(世界人権宣言 第一条)
人権宣言を暮らしの中に
世界人権宣言が1948年(昭和23年)12月10日に第3回国際連合総会において採択されてから、半世紀が経過しております。
世界各地においても宣言の精神を基本にした人権擁護の流れが、力強く前進しています。しかし一方で、特に我が国においては同和問題をはじめ、女性問題、障がい者問題を重要な人権問題としてとりあげているにもかかわらず、まだ多くの差別や偏見が現存しています。
人権が守られるかどうかは、私たちの心の問題であり行動の問題にかかわっています。家庭や職場など身近な暮らしの中から、自分の人権、他人の人権を大切にする行動を起こしていきましょう。
人権が尊重される社会の確立
人権を尊重することは、個人の個性と能力を充分に発揮できる社会づくりの基礎的条件であり、世界共通の課題でもあります。
特に近年では、高齢化、国際化、高度情報化などを背景として新たな人権問題が発生しており、人権意識の高揚は豊かな市民生活を実現するうえで重要な課題となっています。
差別をなくし明るい住みよい人権のまち 大牟田をつくりましょう
すべての国民に基本的人権の享有を保障し、法の下の平等を定めた日本国憲法及びすべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等であるとした世界人権宣言の基本理念にのっとり、本市では部落差別をはじめ、障がい者差別、女性差別、外国人差別、いじめ等あらゆる差別を撤廃し、市民一人ひとりの参加による人権尊重都市の建設を目指し、もって明るく住みよい地域社会の実現に寄与する『大牟田市あらゆる差別の撤廃を目指す人権擁護条例』を制定し、市民一人ひとりの人権意識の高揚を図るため各種啓発事業を行い、人権が尊重・擁護されるまちづくりを推進しています。
市民皆様のご理解とご協力をお願いいたします。