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大牟田市庁舎

最終更新日:

1936年完成、戦火にも耐えた貴重な官庁建築物

大牟田市庁舎写真

現在の大牟田市庁舎(本館)は、旧庁舎が1933年(昭和8年)5月の火災により焼失し、それに伴い同じ場所に建設されたものです。

建設にあたっては、市庁舎建設委員会を設置し、51回もの協議と先進都市の調査を行い、当時の福岡県営繕課の計画案の基礎に調査・研究を重ねたすえ、焼失から1年半後の1934年(昭和9年)10月、ようやく新庁舎の建設に着手しました。

当時の建設技術の粋を結集し、さらに1年半の工期を経て1936年(昭和11年)3月に落成しました。

建築様式としては、「近世式鉄筋コンクリート四階建」と呼ばれる様式で、中央に塔屋4階を配し、優美でモダンな建物として、官公庁に広く用いられましたが、現在となっては、非常に珍しい建造物となっています。

本市の都心部のほとんどが焦土化した第二次世界大戦の戦火にも耐え抜いた貴重な建造物であり、戦火を耐え抜いた“証”として、戦時中使用された、高射銃の台座、防空監視用のコンクリート製哨(防空監視哨)、防火用水槽などが今も残されています。

1.高射銃の台座(屋上北側)   2.防空監視哨         3.防火用水槽(本庁舎中庭)
高射銃の台座 防空監視哨 防火用水槽

防火用水槽にいたっては、非常に小さなものですが、今もなお手洗い場の水受けとして利用されています。

庁舎内部は、基本的には建設当時の漆喰壁であり、大理石を利用した階段や廊下もそのままですが、老朽化とニーズの変化に合わせ、木枠の窓からサッシへと、また、空調設備の設置、OA化の進展に伴うOA機器の新たな設置、改修工事など、建設当時のいでたちはなくなりつつあります。

そのような中でも、現在の市民協働総務課や教育委員会事務局の執務室には、飾りが施された天井や漆喰壁、今は使用されていないマントルピース(暖炉)など、建設当時そのままのものも残されています。

【参考】当時の建設費用
建築工事費 177,140円
基礎工事費 15,224円
その他工事費 63,345円  

 

庁舎の見学を希望される方へ

「庁舎見学における注意事項」をご熟読いただき、見学希望日の1週間前までに申請書を提出してください。
(見学できる日は火曜日の午後1時~午後4時の間、金曜日の午前9時~11時の間です。平日のその他の日、閉庁日は見学できません)

  庁舎見学における注意事項 (PDF:288.3キロバイト)   別ウインドウで開きます

    見学申請書(エクセル) (エクセル:27.4キロバイト)   別ウインドウで開きます

    見学申請書見本 (PDF:100キロバイト)   別ウインドウで開きます


【申請書の送付先】

郵送先:〒836-8666 福岡県大牟田市有明町2丁目3番地 大牟田市役所 企画総務部 公共施設マネジメント推進課
FAX :0944-41-2552(確認のためFAX送信後にお電話をお願いします)
   メールアドレス: e-koukyou01@city.omuta.fukuoka.jp
持参される場合:大牟田市役所本館4階公共施設マネジメント推進課にお越しください。

【お問合せ先】
   電話番号:0944-41-2557(公共施設マネジメント推進課)

 

大牟田市庁舎の場所(地図)

 

 


庁舎周辺の地図

 
JR大牟田駅から徒歩3分。
西鉄大牟田駅から徒歩4分。


 

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