エコタウン事業とは
エコタウン事業とは、ある産業から出るすべての廃棄物を新たに他の分野の原料として活用し、あらゆる廃棄物をゼロにすることを目指す「ゼロエミッション構想」を基軸に、地域の振興を図りながら環境と調和したまちづくりを推進する事業です。
エコタウン制度は、平成9年度に創設されました。それぞれ地域の特性に応じて、地方公共団体がエコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)を策定し、そのプランが国の承認を受けた場合、国から総合的・多面的な支援を受けることができます。
大牟田市は、福岡県をはじめとする関係機関の協力を得ながら「大牟田エコタウンプラン」の策定を進め、平成10年7月に全国で5番目のエコタウン地域として、国から承認を受けました。
大牟田エコタウンでは、環境にやさしいまちづくりが進行中
大牟田市では、「大牟田エコタウンプラン」により、これまでの使い捨て社会から資源循環・環境共生型社会への転換を図り、広域的な環境保全と新産業の創出を目的に、環境リサイクル産業の創出・育成の取組みを進めています。
現在、大牟田エコタウンには、公共関連4施設(大牟田市エコサンクセンター、大牟田リサイクル発電所、大牟田・荒尾RDFセンター、大牟田市リサイクルプラザ)が本格稼動し、環境リサイクル産業団地においても、特色ある技術を活かしたさまざまな企業が立地しています。
注目される環境リサイクル産業
近年、限りある資源の中で次世代へつなぐ持続可能な社会を構築するために、循環型社会の形成を図っていく必要性が高まっています。そのような中、環境リサイクル産業は注目され、今後ますます成長が期待されております。
大牟田エコタウンでは、研究開発から実証試験、さらに事業化に至るまで、あらゆるステージにおいて支援体制を整え、環境リサイクル産業で事業をお考えの皆様のサポートをいたします。
充実した交通ネットワーク
大牟田エコタウンは、有明海沿岸道路※・健老インターチェンジと隣接しており、直接乗り入れることが可能となっています。さらには、九州自動車道・南関インターチェンジまで約20分、リサイクルポートの指定を受けている三池港へも約10分という非常に利便性の高い場所にあります。
※ 有明海沿岸道路とは無料の自動車専用道路で、三池港を起点に佐賀県鹿島市までの55kmが計画されています。現在は、三池港IC~大野島IC(約27.5km)区間が開通しています。
グリーンアジア国際戦略総合特区 指定区域
大牟田エコタウンは、福岡県と県内19市町が一体となって取り組みを進めている「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定区域です。この特区は、これまでに蓄積された産業・技術・人材・ネットワークや、アジアとの近接性などの強みを生かして、環境を軸にアジアから世界に展開する産業拠点の構築を目指しています。
また、この特区で、対象となる事業(資源リサイクル等に関する次世代拠点の形成、環境性能の高い製品の製造・研究開発など)を実施する企業は、国や県からの支援措置を活用することができます。
Stage1 研究開発のためのスターティングステージ
大牟田市エコサンクセンター(産業支援センター)
【使用形態】 賃貸(料金税込み)
●1階事業スペース 1室(257.3平方メートル) 226,420円/月
●2階事業スペース 3室(51平方メートル) 56,100円/月
2室(53.34平方メートル) 58,670円/月
●3階事業スペース 3室(51平方メートル) 56,100円/月
2室(53.34平方メートル) 58,670円/月
Stage2 実証実験のためのチャレンジングステージ
企業化支援施設用地
【総 面 積】 約1.48ヘクタール
【使用形態】 賃貸(料金税込み)
【区 画】 (1)2区画(0.35ヘクタール)
・実証試験を行う場合 77,000円/月
・事業を行う場合 154,000円/月
(2)2区画(0.39ヘクタール)
・実証試験を行う場合 86,790円/月
・事業を行う場合 173,580円/月
※それぞれ事務所棟(約50平方メートル)を完備
Stage3 事業化のためのリサイクリングステージ
環境リサイクル産業団地
【総 面 積】 約17.5ヘクタール
【使用形態】 分譲(一部リース用地あり)
【区 画】 24区画
【料 金】 11,200円/平方メートル