三池港【世界文化遺産】
三池炭鉱躍進の一翼を担った、日本で唯一の閘門(こうもん)式ドックを持つ港
1908(明治41)年に開港した日本で唯一の閘門式ドックを持つ港です。
三池港築港以前は、大牟田川河口から小型船で口之津港(長崎県南島原市)や三角西港(熊本県宇城市)まで石炭を移送し、そこで大型船に積み替え海外に輸出していましたが、三池港の築港により、直接、三池港から海外へ石炭の輸出が可能となり、三池炭鉱躍進の一翼を担いました。遠浅で干満の差が大きい(最大6m)有明海で、渠内(ドック)の水位を一定に保つための閘門は現在も稼働しています。
多額の費用がかかる三池港の築港を、「石炭山の永久などということはありはせぬ。築港をやれば、そこにまた産業を興すことができる。築港をしておけば、いくらか100年の基礎になる」といって当時の三池炭鑛社事務長の團琢磨は決断したといわれています。
三池港は、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産です。
(撮影:入家雅彦氏)
所在地 大牟田市新港町1番地
〇 三池港について、詳しく知りたい方はこちら → http://www.miike-coalmines.jp/port.html
(外部リンク)
〇 三池港閘門の開閉時間についてはこちら → http://www.miike-coalmines.jp/index.php
見学について
三池港展望所では、ガイドがご案内いたします。
【三池港展望所】
・公開時間 9時30分~17時00分(最終入場は16時30分)
・月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12/29~1/3)はお休みです。
・常駐ガイドあり(団体でのご見学の場合は、事前にご連絡をお願いします)
・ガイド予約先 大牟田市観光おもてなし課(電話0944-41-2750)
ガイド予約申込書のダウンロードはこちら
・所在地 大牟田市新港町(有明海沿岸道路横)
三池港周辺での見学について
◆三川坑跡 公開時間 4~11月 10時~17時、 12~3月 10時~16時30分(土日祝のみ) ※常駐ガイドあり トイレあり
◆旧長崎税関三池税関支署 開館時間 9時30分~17時(土日祝のみ) ※常駐ガイドあり 仮設トイレあり
◆三池港あいあい広場(高速船乗り場横) 見学自由 ※ただし社有地内は見学不可