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水痘(みずぼうそう)

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水痘(みずぼうそう)

  • 水痘帯状疱疹ウイルスによって起こり、たいていの場合はそれほど重くなりませんが、無視できない数の子どもが重症になります。
  • 麻しん(はしか)と同様に空気感染もあり、どこで感染するかわからない病気です。
  • 近年の統計によれば、わが国では年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されてます。
  • 9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。
 

症状・経過

  • 発症すると、2~3週間の潜伏期のあとに熱が出て、体に虫刺されのような赤い斑点が出てきます。
  • 1日経過後、斑点が水ぶくれになり全身に広がります。強いかゆみもあります。
  • 熱が出ない場合もあれば、高熱が続く場合もあります。
  • 水ふくれになったところが黒いかさぶたになり、7日くらいでおさまります。
  • 1歳前、7~10歳以上の子ども、アトピーなどの皮膚の病気のある人などが重症になりやすいですが、それだけでなく、健康な子どもや大人も重症になることがあります。
 

合併症

  • 水ぼうそうには、脳炎や肺炎、皮膚の重い細菌感染症など、多くの合併症があります。日本でも重症化したり死亡したりする人がいます。
  • 水ぼうそうにかかったことのある人は、多くは大人、特に高齢者で痛みが強い帯状疱疹が起こることがあります。
 

効果と副反応

  • 水ぼうそうワクチンで予防できます。合併症が多く、その場合は重症化しやすいので、ワクチン接種が重要です。
  • 副反応はほとんどありませんが、接種が1回だけだと免疫が不十分で、約20~50%の人が発症します。しっかりと免疫をつけるために2回の接種が重要です。

接種方法

 

対象者

生後12月(1歳の誕生日の前日)から生後36月(3歳の誕生日の前日)に至るまでの間にある児。

 既に水痘(みずぼうそう)に罹患したことがある児は接種対象外。

 

 

接種スケジュール等

乾燥弱毒生水痘ワクチンを使用し、3月以上の間隔をおいて合計2回。

 

  <標準的な接種期間>

初回接種 生後12月から生後15月に至るまでの間。

追加接種 初回接種終了後6月から12月に至るまでの間隔をおく。

 

 

病気にかかった後の予防接種の接種時期について

病気にかかった後、どの程度の期間を空けるかについては、おおむね下表のような間隔を空けるのが目安となります。

 疾病名

 予防接種ができるまでの期間

 麻しん 治癒後4週間
 風しん、みずぼうそう、おたふくかぜ 治癒後2~4週間
 その他(突発性発疹、手足口病、伝染性紅斑など) 治癒後1~2週間

 

  

接種料金

無料

  

 

説明書

 

 

注意事項

  1. ワクチン接種を希望数する際には、事前に医療機関に電話するなど予約を行ってください。
  2. 体調の良いときに受けてください。
  3. 予診票は、医師への大切な情報です。よく読み、保護者が責任を持って記入しましょう。
  4. 予防接種法に基づく予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
  5. 予防接種の後に、熱が出たり、はれたり、しこりが出たりすることがあります。このため、接種前には、必ず医療機関から配布された注意事項を読んでください。また、接種前後は、医師からの説明を受けてください。


 

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