先天性風しん症候群を予防しましょう
妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが、目、耳、心臓などに病気を持つ「先天性風しん症候群」という病気にかかることがあります。風しんの予防には、ワクチンを接種し、風しんに対する抵抗力(免疫)をつけることが有効です。
1.風しん抗体検査について
風しんに対する十分な免疫があるかどうか、抗体検査で確認することができます。福岡県では、風しんワクチン接種を促すため、県内の実施医療機関において、風しん抗体検査を無料で実施しています。
風しん抗体検査が無料で受けられます(福岡県ホームページ) (外部リンク)
対象者
福岡県内(福岡市、北九州市及び久留米市を除く)に住民票がある下記[1]~[3]の方
(過去に検査を受けた結果、十分な抗体を保有していることが判明し、当該予防接種を受ける必要がないと認められる方を除く。)
[1] 妊娠を希望する女性(妊婦は除く)
[2] 妊婦及び妊娠を希望する女性の配偶者(パートナーを含む)
[3] 妊婦及び妊娠を希望する女性の同居者(生活空間を同一にする頻度が高い家族など)
※[2]、[3]の対象者は、妊婦及び妊娠希望者が、抗体検査で風しんの感染予防に十分な免疫を保有していることが判明している場合は対象外です。
検査費用
無料
必要なもの
・住所、年齢等を確認できる書類(運転免許証、健康保険証、住民票等)
・対象者[2]及び[3]の方は、妊婦及び妊娠を希望する女性が風しん抗体検査を受けている場合はその結果
実施医療機関
下記ページよりご確認ください。
風しん抗体検査が無料で受けられます(福岡県ホームページ)(外部リンク)
検査を受ける際は、事前に医療機関へお問い合わせいただき、県の無料の検査を受けたい旨をお伝えください。
2.予防接種について
風しんの抗体検査の結果、免疫が不十分であった対象者の方に、任意接種として実施します。
対象者により接種費用が異なります。
ワクチンは、麻しん風しん混合ワクチンを接種します。
対象者
抗体検査の結果、免疫が不十分であった上記の抗体検査の対象者[1]、[2]、[3]の方
助成額および自己負担額(接種費用)
接種費用のうち、6,000円またはワクチン接種に要した費用に相当する額のいずれか低い額を助成します。(1人につき1回限り)
医療機関が設定する接種料から助成額を引いた額が自己負担額となります。
実施医療機関
実施医療機関一覧(PDF:110.4キロバイト)
3.その他の制度
厚生労働省では、風しんワクチンの定期接種の機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象として、風しんの抗体検査と予防接種を原則無料で実施しています。こちらはクーポン券対象の方のため、下記のページをご覧ください。
クーポン券で風しんの抗体検査・予防接種が無料で受けられます。(大牟田市ホームページ)