延命公園 まるごと ウオッチング
海と山に囲まれ、自然豊かなまち「大牟田」。私たちと一緒にこの大牟田で生きている動植物には、大変めずらしいものがたくさん見られます。ネイチャースクールは、本市のESDに関わる体験講座(環境教育)で、毎年春と秋に行われており、市内の小・中学校から自然が大好きな子どもたちが集まります。
5月29日(日)、延命公園で「ネイチャースクール in 延命公園(春)」が行われました。講師はネイチャーガイド・オオムタ「自然案内人」の柿川さんです。20名の小・中学生が参加しました。
森の中の水たまりを網ですくってみると、絶滅危惧種である「カスミサンショウウオ」の赤ちゃんがいました。容器に入れると、元気に動き回っています。みんなでのぞき込み、しばらく観察しました。静かに見つめながら命の尊さを感じることができました。
また、「食草(食べられる草)」、「毒草」「薬草」についてそれぞれの代表的な植物を教えていただきました。また、ドクダミ、ヨモギ、クスノキの葉をもんでその香りの特性や効能を知ることができました。
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延命公園は、1940年(昭和15年)に大牟田市で最初に開設された歴史ある総合自然公園です。 | 絶滅危惧種「カスミサンショウウオ」に出会うことができました。 | 参加者の中には柿川さんの質問にどんどん答え、さらに詳しく説明をする子どももいました。 |
《子どもたちの感想》
・いろいろな植物、虫などの生き物とふれ合うことができて、楽しかった。
・葉っぱにいろんな香りがあるのを知らなかった。びっくりした。
・あり地獄やはちの巣を初めて見て、少しぞっとした。
・最初はしぶしぶ参加したけれど、実際に体験すると、初めて知ることが多くて、楽しかった。
・森を守るため、これから山や川に絶対にごみを捨てないし、食べ残しもしない。
次回のネイチャースクールは、秋に開催予定です。お楽しみに。