世界遺産の価値や魅力を伝えるオンライン講座を受け、県内の学校と交流しました!
6月24日(金)、「明治日本の産業革命遺産」福岡県世界遺産連絡会議主催の「世界遺産キッズアカデミー」が開催されました。この事業は、明治日本の産業革命遺産の構成資産が近くにある北九州市立花尾小学校、中間市立中間北小学校、大牟田市立駛馬小学校の児童を対象にしたもので、昨年度から始まりました。
講座は3回シリーズで、全てオンラインで開講されました。第1回は北九州市の「官営八幡製鐵所」について、第2回は中間市の「遠賀川水源地ポンプ室」について、そして、第3回は大牟田市の「三池炭鉱・三池港」についてです。3回目の講師は、大牟田市世界遺産・文化財室の中村渉さんでした。今回は、駛馬小学校の児童にとっては、耳慣れた言葉が多かったものの、「何と、ここ(鉄の部分)には、八幡製鐵所のマークが刻まれています。つまり、官営八幡製鐵所で製造された鉄が使用されているということです。」と説明があると、「へぇ、知らなかった!」と驚く場面もありました。どの回もそれぞれの専門家から講話を聞き、分からないことは質問をして学びを深めてきました。
今後、各学校において地元の構成資産について学習し、11月17日(木)に学習の成果をオンラインで発表することになっています。学校間の交流を行うことにより世界遺産の価値を次世代へと継承することを狙いとしています。