自転車事故の防止
自転車が関係する交通事故の件数は年々減少しています。しかし、自転車乗車中の交通死亡事故は依然として多く、自転車同士または自転車と歩行者、自動車との接触・衝突による交通死亡事故が発生しています。
このような事故は、自転車の信号無視や一時停止違反など、自転車の交通ルール違反中に起きています。
自転車は、歩道上を走れる場合もありますが、道路交通法上は、「車両」であることを十分認識し、交通ルールを守って交通事故の防止に努めましょう。
※福岡県警察本部交通企画課「転車関連の交通事故分析 (令和元年 12 月末現在 )」より
年齢別:10 歳代(1,194件)が最も多く、全体の約3割 (29.4%)を占めています。
職業別:学生 (小・中・高・大学生 その他学生)による事故が1,457件で全体の約4割を占めています。
福岡県自転車の安全で適正な利用の促進及び活用の推進に関する条例
自転車は、通勤・通学やレジャーなど、日常生活に密着した環境に優しい乗り物として多くの人に利用されています。
しかし、自転車が加害者となる対歩行者の事故が数多く起きており、自転車利用者の交通ルール違反やマナーの悪さが問題となっています。
このため、福岡県では、現在までの「福岡県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を改正し、「福岡県自転車の安全で適正な利用の促進及び活用の推進に関する条例」を令和2年4月1日に施行しました。(ただし、自転車保険への加入義務化に関する部分は、令和2年10月1日施行)
県自転車条例改正の主なポイント
自転車保険(自転車損害賠償保険等)への加入義務化
- ・自転車を利用する人(子どもが利用する場合はその保護者)
- ・従業員に自転車を利用させる事業者
- ・自転車貸付業者(県への届出義務があります)
(注意)事業者・学校は、通勤・通学者に自転車を利用する人の保険加入を確認しましょう。
事故の際の負傷者の救護・警察への報告義務
- ・自転車事故が起きたときには、負傷者を救護し、警察に報告しなければなりません。
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自転車の安全利用の促進
- ・夜間のライト点灯
- ・ブレーキを備えていない自転車の運転禁止
- ・飲酒運転、傘さし運転の禁止
- ・携帯電話やイヤホン・ヘッドホンを使用し、大音量で音楽などを聴きながらの運転禁止
- ・点検整備の実施
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交通安全教育の充実
自転車保険(自転車損害賠償保険等)に加入しましょう
福岡県では、全国的に自転車利用者が加害者となる高額賠償事例が発生していることなどから、令和2年10月1日から自転車利用者に自転車保険(自転車損害賠償保険等)への加入が義務化されます。
あなたや家族、被害者を守るため、万が一事故を起こしてしまったときに備えて自転車保険に加入しましょう。
詳しくは、福岡県の公式ホームページ「自転車保険(自転車損害賠償保険等)に加入しましょう」
(外部リンク)をご覧ください。
※現在、加入中の損害保険等でも対応している場合がありますので加入中の保険会社等にお問い合わせください。
チラシ