第３回 検討委員会・分科会　開催報告

未来ビジョン（市民・事業者・行政が目指す「まちなか」の姿を、共有・連携して取り組む方向性を示すもの）の実現に向けて、

令和4年度中にエリアプラットフォームを設立することを目指し、第3回検討委員会を開催しました。

また、公共空間活用、空き家等活用、産業イノベーション、交通戦略、災害レジリエンスの5つの分科会も併せて開催しました。

第3回検討委員会

開催日　：令和5年2月8日（水）

開催時間：14時00分～16時00分

開催場所：大牟田市役所北別館4階　第1会議室

１．各分科会における検討状況報告

まず、はじめに各分科会より検討状況の報告を行いました。

※↓報告内容一部抜粋

（分科会１　公共空間活用）

検討対象エリアは、大牟田駅東口のシティコート、観光プラザ、駅前広場(将来的には市営駐車場も)とし、市庁舎移転計画の全体像が出来るまでの暫定活用とする。ハード整備の投資は最小限に抑え、新市庁舎および移転跡地開発と併せて最終完成形を目指す。といった方針を示されました。

（分科会2　空き家・空地・空き店舗活用）

20年後の大牟田市の人口は6～8万人に減少と推計されている中で、20年後に向けたリアリティのある街の使われ方の検討が必要となっている。

方策案として、ハード面は、老朽危険家屋の除却や駅の複合施設化等、ソフト面では、空き家に関する助成の拡充や危険建築物への減税見直しによる除却誘導等が出されました。

（分科会3　産業イノベーション）

イノベーションの中身については、既存事業や業務の生産性向上や効率化、新たなビジネスモデルや新事業・サービス・商品の創出、社会に大きな変化をもたらすイノベーションがいろんなところで起きるまちを目指すといった方針が示されました。

方策として、世界や全国の情勢、先端・デジタル技術等の情報収集と発信や人・企業の新たな交流の創出、次代を担う人材の育成などが出されました。

（分科会4　交通戦略）

市の現状・課題認識を把握した上での具体的なアイデア（6車線道路の有効活用、オンデマンド○○、EV○○、自動運転自動車導入による中心市街地活性化、大牟田ー熊本空港北部の結節交通新設、新たな宅配物受取方法導入など）が出されました。

（分科会5　災害レジリエンス）

地域に若者が少なく、高齢者など要配慮者の避難支援が困難。また、地域貢献・社会活動への学生や事業者が参加・貢献する機会の創出。そして、市・消防としては、想定を超える大規模災害発生時、行政のみでの救助活動の限界があるといった市の災害時における現状と課題が出され、課題解決策も示されました。

２．検討委員による意見交換

「大牟田まちなか再生推進エリアプラットフォーム」設立に向け、各分科会の提案内容や、未来ビジョン、ロードマップについて意見交換を行いました。

分科会

検討委員会開催後、分科会を開催しました。

※↓意見・協議内容一部抜粋

（分科会1　公共空間活用）

駅周辺の施設(シティコート、駅前広場、市役所庁舎等)を活用した賑わい創出に向けた取組みのアイデアが共有されました。

駅東口で試験的に実施し、新栄町駅周辺等その他の公共空間でも実践するといったアイデアも出されました。

（分科会2　空き地・空家・空き店舗活用）

早期に取り組むエリアの具体的な対応策について検討しました。現況課題の確認後、制度活用の可能性、土地利用や法整備・税制措置の必要性などに議論が及び、具体的な取組みイメージを共有されました。

（分科会3　産業イノベーション）

各取組みのゴールについて、目指すイノベーション、市への期待、人材育成、イノベーション創出拠点「aurea」の繋がりのほか、シティプロモーションに至る幅広い視点から多数の意見が出され、今後の取組みを示唆する内容となりました。

（分科会4　交通戦略）

今回の分科会にて、提案内容を深める予定でしたが、新メンバーの参画もあり、改めて分科会の役割や目標、今後のエリアプラットフォームとの関係性などを確認しました。

（分科会5　災害レジリエンス）

今回から新たに参画したメンバーもいた為、リーダーより、これまでの分科会開催報告と今後の検討の方向性(ソフト対策重視、学生のパワー活用等)が説明された後、意見交換を実施しました。

今後の予定

・エリアプラットフォーム設立総会

　日時：令和5年2月27日(月)13時30分～（予定）

　場所：大牟田商工会議所　2階 会議室