私は妻と共に数日前マイナンバーの件で市民課を訪ねました。以前からもそうですが階段の蹴上が極端に高く、股関節手術後の妻は杖をついての上り下りには危険を伴い苦労しました。蹴上は18cm以下で踏幅は26cm以上が望ましいと思います。恐縮ですが市役所内の廊下・階段やトイレ等が暗く、室内もコンピューターのLANケーブル等の配線空間確保のため床を上げてあるので天井高が低くて明るい行政が行われているとは思えません。この市役所の保存を・・・と言う声があるのも知っておりますが郷愁や建物への愛着だけでは市役所内で働いておられる方々や市民を未来のある大牟田市に導いておられるとは甚だ疑問です。

　僭越ですが私は1級建築士・1級建築施工管理技士・1級土木施工管理技士の免許を保持し、シンガポールでは施工技術者として280mの超高層を何本も建てており、建築には造詣があると思っています。どうか市民と市役所内で働かれる方々の使い易い市役所の検討を今一度お願い申し上げます。因みにシンガポールのラッフルズホテルは正面の外観をほぼ残し中は古いホテルを模しながら殆ど新しく造られおります。勿論新築より高額になったと当時現地で聞いております。

　本市では、令和4年12月に「新・庁舎整備に関する基本方針」を策定しました。その中で、新庁舎の整備は、「豪雨災害からの復旧・復興が進み、新たなごみ処理施設建設事業終了後の令和10年度の建設開始を目指す」こととしており、今後、基本構想、基本計画、基本設計、実施設計と、段階的に進めていくこととしています。

　災害対策の拠点としての役割を果たし、来庁者に分かりやすく、効率的に市民サービスを提供できる機能や、バリアフリー化などに対応した誰もが利用しやすい機能などを備えた庁舎整備を目指します。

　課題等検討を行いながら、市民の方が利用しやすい市役所づくりに努めて参りますので、ご理解、ご協力をお願いします。