調査研究
大牟田市および大牟田市教育委員会は、社会教育・生涯学習が果たすべき役割とその方向性を探るため、令和4年度から5年度にかけて、社会教育・生涯学習基礎調査研究(以下「調査研究」という。)を行いました。
今回の調査研究は、社会教育・生涯学習行政をより推進するため、新型コロナウィルスによって変容した現在の市民意識、活動実態及び課題等を明らかにし、ニューノーマルな時代における社会教育・生涯学習行政が果たすべき役割やそのあり方を考え、社会教育及び生涯学習に係る施策・事業の再構築を図ることを目的としております。
【調査研究の基本的視点】
(1) ウィズコロナにおけるオンラインの活用、人生100年時代・共生社会に向けた生涯学習の推進
(日頃学習活動を行っていない人への)アウトリーチ、学び直しの視点)
(2) 学んだ成果を活かすための「知(学び)の循環」の仕組みづくり
(ともに学びあう地域コミュニティの形成とウエルビーイングの視点)
(3) 地域と学校の連携・協働の推進(学校や子どもたち、地域の課題を解決する視点)
(4) 社会教育におけるSDGs/ESDの推進(担い手づくりの視点)
(5) 社会教育・生涯学習行政に係る既存事業の検証と施策・事業の再構築
上記(1)~(5)の基本的視点に基づく調査研究を通して、今後の社会教育・生涯学習行政のあり方や行政の果たすべき役割等について考察し、次期総合計画の策定を視野に入れた施策・事業の再構築を行います。
【調査研究の方法】
- (1) 市民意識調査
新型コロナウィルスによる市民の学習ニーズ、地域活動への参加状況等の変化を把握するための意識調査 - (2) 若者意識調査
- 新型コロナウィルスによる若者の学習ニーズ、ライフスタイル等の変化を把握するための調査
(3) ローリング調査
社会教育・生涯学習行政における事業の進捗状況や有効性の検証を行う調査
(4) 関係づくりのインタビュー調査
地域や地域団体等のことを知り、職員と地域団体などとの新しいつながりをつくることや職員が地域団体同士をつなぎ、
新しいつながりを形成することで地域全体の新しい可能性を引き出すことを目的とした調査
報告書