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- 大牟田市は、高齢化率が約40%であり、全国平均の20年先を進んでいる高齢化のまちです。このような中、本市では、認知症の本人を含めて誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指し、さまざまな事業に取り組んでいます。
- 「認知症バリアフリーアクション」では、認知症の人を含めた誰もが住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、日常生活のあらゆるバリア(障壁)を取り除き、認知症の本人、地域、企業が支え合える環境を目指しています。
認知症バリアフリーアクション企業認定制度を創設しました
認知症にもやさしい企業を市が認定し、市HP等で周知する制度を創設しました。
1 認定の対象
次に掲げる要件をすべて満たす企業
(1)本事業に賛同し、認知症に対する正しい理解を持ち、実践、行動できる企業
(2)市が主催する企業版認知症サポーター養成講座を受講した者がいる企業
(3)市が主催する認知症本人との意見交換会等に参加した企業
(4)暴力団ではない企業
2 HP等で周知
認定を受けた企業は「認知症バリアフリーアクション企業」として、市のHP等で認定企業の名称等を公表します。また、市の取組みを紹介する機会等において広く周知します。
3 企業版認知症サポーター養成講座受講者へ市独自リングを配布
認知症について正しい理解を持ち、地域で認知症本人や家族の暮らしを応援する「認知症サポーター」の証として、受講者へ市独自のリング「大牟田つながりたい輪(※)」を配布します。
※認知症本人、企業と製作しました。詳しくは、本記事の「令和7年度の取組み」をご覧ください。
「認知症バリアフリーアクション企業」認定要領
認定を受けるためには?
1 企業版認知症サポーター養成講座及び認知症本人との意見交換会等に参加する
□内容
企業版認知症サポーター養成講座+意見交換等3回
| 回 | 名称 | 内容 |
|---|
| | 企業版認知症サポーター養成講座 | 認知症を正しく理解し、本人のできることを応援するサポーターを養成する講座です。企業版として、認知症にもやさしい環境づくりの視点も取り入れた内容となっています。 |
| 1 | 企業内環境点検 | 認知症本人とともに、「認知症の人も理解しやすいか、利用しやすいか」という視点から参加企業の環境について点検を行います。 ※事例:本ページ内の「令和6年度の取組み」の買い物ツアーの記事をご参照ください |
| 2 | 意見交換 | 1回目の結果をもとに、企業で改善できる点がないか本人と話し合います。 ※事例:本ページ内の「令和6年度の取組み」の買い物ツアーの記事をご参照ください |
| 3 | 実践報告・認定式 | 2回目の内容をもとに各企業において実践を行い、その報告を行います。報告後、「認知症バリアフリーアクション企業」として認定します。 |
□時期
〈企業版認知症サポーター養成講座〉
ご都合のつく日程でご参加ください。
・2026年4月20日(月)13:30~15:00
・2026年6月15日(月)13:30~15:00
・2026年10月19日(月)13:30~15:00
・2027年2月15日(月)13:30~15:00
〈認知症本人との意見交換会「しゃべり場」等〉
前期または後期にご参加ください。
・前期:令和8年5月~令和8年9月
・後期:令和8年11月~令和9年3月
※詳細の日程は、参加企業が決定次第、調整予定です
□申込み
下記のlogoフォーム
(外部リンク)よりお申込みください。
〈締切日〉
前期申込み→4月13日(月)まで
後期申込み→10月13日(火)まで
2 認定申請書を提出する
下記の様式第1号『「認知症バリアフリーアクション企業」認定申請書』をダウンロードの上、必要事項を記入し、福祉課地域支援担当までご提出ください。
認知症バリアフリーアクションの報告会および企業認定式を行います
令和6年度から、市内の認知症ご本人や企業とともに認知症バリアフリーアクションに取り組んできました。
その取組み内容をご報告します。どなたでも参加可能です。
制度の説明も行いますので、令和8年度にご参加をご検討の企業様はぜひご参加ください。
日時:令和8年3月13日(金)15時~16時30分
場所:大牟田市役所北別館第1会議室
□申込み
下記のlogoフォーム
(外部リンク)よりお申込みください。当日参加も可能です。

令和6年度の取組み
- まずは、日常生活の中においても非常に身近な買い物に焦点をあて、本人が安心して買い物できる仕組みや環境をつくるため、本人や市内の店舗の皆さんとともに取組みを始めました。
- ■しゃべり場
- 令和6年9月より、認知症のご本人と市内の店舗が直接語り合う「しゃべり場」において、「買い物しやすいお店」をテーマに、店舗内環境や接客について意見交換等を行いました。
令和6年9月 店舗、本人と「買い物しやすいお店」をテーマに意見交換をしているときの様子
■買い物ツアー
「しゃべり場」において、店舗の従業員の方から、「実際に店舗を一緒に歩きながら、ご本人の話を聞きたい」という意見が出たことから、令和6年12月には、ご本人とともに店舗内を点検しました。

点検して出た意見をもとに、各店舗において改善が行われました。
(1)わかりやすい店員呼び出しボタン
会計レジには、困ったときに店員を呼びだせる「係員呼出」ボタンがあります。
「画面上にはボタンが多くて探しにくい」というご本人の声からPOPが貼られました。
ボタンがどこにあるのか一目でわかるので、認知症の人以外にもやさしいですね。
(2)利用しやすい通路
「通路が狭いと通りづらいんだよね。」というご本人の声から、通路の幅が広げられ、通路脇に商品を置かないよう改善されました。棚にぶつかることなく、買い物カートをスムーズに動かせます。
(3)声掛けしやすいPOP
「買い物中に困った事があっても、店員さんに声をかけにくいな。」
店舗内のあらゆるところに「お気軽にお声掛けください」のPOPが設置されました。
声かけていいのかな?という不安が軽減されますね。
(4)見やすい商品群表示板
「目線を上げるのが辛いから、目の高さより上にある表示板は見ない。」
目線の高さに表示板を下げることで、目線を上げることなく商品群を見ることができるようになりました。
令和7年度の取組み
本人の声をもとに、各店舗において改善が実施されたことに加え、ご本人、店舗からは「声かけしやすい」環境を求める声や従業員への認知症に関する理解啓発の要望があがってきました。
そこで、令和7年度は下記の取組みを行いました。
■企業版認知症サポーター養成講座
市内の店舗向けに、認知症を正しく理解するための認知症サポーター養成講座を開催しています。
■つくり場
市内共通のサイン(「お気軽にお声かけください」の表示等)の製作、設置に向け、具体的な物品やデザインについて、ご本人と店舗とともに検討しました。
認知症本人「できるだけ目立つものがいいな。色は、単色よりも複数あるほうが目立つ。」
企業「制服等の関係で身につけられるものが限られている。リングは、名札や手首などに装着でき、どの店舗においても取り入れやすいのでは。」
《市オリジナルリング「大牟田つながりたい輪」の完成!》
認知症本人・企業・地域がつながり、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるまち大牟田をつくりたいという思いを込めて制作しました。
オレンジ色は認知症本人、黄色は企業、緑色は地域や仲間を表現しています。
完成したリングは、認知症バリアフリーアクション企業の従業員のうち、企業版認知症サポーター養成講座を受講した方が着用します。
店舗等で困った時はぜひ、リング着用者へお声かけください。