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認知症の人も安心して利用できるお店づくり「認知症バリアフリーアクション」を始めています

最終更新日:
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  •  大牟田市は、高齢化率が約40%であり、全国平均の20年先を進んでいる高齢化のまちです。このような中、本市では、認知症の本人を含めて誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指し、さまざまな事業に取り組んでいます。「認知症バリアフリーアクション」では、日常生活の中においても非常に身近な買い物に焦点をあて、本人が安心して買い物できる仕組みや環境をつくるため、本人や市内の店舗の皆さんとともに取り組んでいます。

  • 令和6年度の取組み

  • ■しゃべり場
  •  令和6年9月より、認知症のご本人と市内の店舗が直接語り合う「しゃべり場」において、「買い物しやすいお店」をテーマに、店舗内環境や接客について意見交換等を行いました。

    • しゃべり場
  • 令和6年9月 店舗、本人と「買い物しやすいお店」をテーマに意見交換をしているときの様子






■買い物ツアー
 「しゃべり場」において、店舗の従業員の方から、「実際に店舗を一緒に歩きながら、ご本人の話を聞きたい」という意見が出たことから、令和6年12月には、ご本人とともに店舗内を点検しました。

  • 買い物ツアー
実際に商品を購入している様子




点検して出た意見をもとに、各店舗において改善が行われました。
(1)わかりやすい店員呼び出しボタン
会計レジには、困ったときに店員を呼びだせる「係員呼出」ボタンがあります。
「画面上にはボタンが多くて探しにくい」というご本人の声からPOPが貼られました。
ボタンがどこにあるのか一目でわかるので、認知症の人以外にもやさしいですね。
  • 工夫点1(最大)



(2)利用しやすい通路
「通路が狭いと通りづらいんだよね。」というご本人の声から、通路の幅が広げられ、通路脇に商品を置かないよう改善されました。棚にぶつかることなく、買い物カートをスムーズに動かせます。

(3)声掛けしやすいPOP
「買い物中に困った事があっても、店員さんに声をかけにくいな。」
店舗内のあらゆるところに「お気軽にお声掛けください」のPOPが設置されました。
声かけていいのかな?という不安が軽減されますね。

  • 工夫点3(最大)



(4)見やすい商品群表示板
「目線を上げるのが辛いから、目の高さより上にある表示板は見ない。」
目線の高さに表示板を下げることで、目線を上げることなく商品群を見ることができるようになりました。

  • 工夫点4(最大)



令和7年度の取組み

本人の声をもとに、各店舗において改善が実施されたことに加え、ご本人、店舗からは「声かけしやすい」環境を求める声や従業員への認知症に関する理解啓発の要望があがってきました。
そこで、令和7年度は下記の取組みを進めています。

■つくり場
市内共通のサイン(「お気軽にお声かけください」の表示等)の製作、設置に向け、具体的な物品やデザインについて、ご本人と店舗とともに検討しています。

  • つくり場


■企業版認知症サポーター養成講座
市内の店舗向けに、認知症を正しく理解するための認知症サポーター養成講座を開催しています。

  • サポ養(円卓)
  • サポ養(講義形式)



〔今後の予定〕
認知症のご本人の暮らしを応援する企業・団体等を市が認定し、市のHP等で広報等行う制度を創設予定です。

大牟田市はこれからも市内のご本人、店舗の方とともに「認知症の人も買い物しやすいお店づくり」に取り組んでいきます。

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