「しゃべり場」において、店舗の従業員の方から、「実際に店舗を一緒に歩きながら、ご本人の話を聞きたい」という意見が出たことから、令和6年12月には、ご本人とともに店舗内を点検しました。
点検して出た意見をもとに、各店舗において改善が行われました。
(1)わかりやすい店員呼び出しボタン
会計レジには、困ったときに店員を呼びだせる「係員呼出」ボタンがあります。
「画面上にはボタンが多くて探しにくい」というご本人の声からPOPが貼られました。
ボタンがどこにあるのか一目でわかるので、認知症の人以外にもやさしいですね。
(2)利用しやすい通路
「通路が狭いと通りづらいんだよね。」というご本人の声から、通路の幅が広げられ、通路脇に商品を置かないよう改善されました。棚にぶつかることなく、買い物カートをスムーズに動かせます。
(3)声掛けしやすいPOP
「買い物中に困った事があっても、店員さんに声をかけにくいな。」
店舗内のあらゆるところに「お気軽にお声掛けください」のPOPが設置されました。
声かけていいのかな?という不安が軽減されますね。
(4)見やすい商品群表示板
「目線を上げるのが辛いから、目の高さより上にある表示板は見ない。」
目線の高さに表示板を下げることで、目線を上げることなく商品群を見ることができるようになりました。
大牟田市はこれからも市内のご本人、店舗の方とともに「認知症の人も買い物しやすいお店づくり」に取り組んでいきます。