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糖尿病を予防しましょう

最終更新日:

11月14日は世界糖尿病デーです

 国際連合は、平成18年から毎年11月14日を「World Diabetes Day(世界糖尿病デー)」に認定し、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養について啓発活動を推進することとしました。

 大牟田市ではこの時期に合わせて下記のイベントを開催します。

令和7年度の関連イベント

市庁舎ブルーライトアップ
と き 11月1日(土)~11月16日(日)
ところ 市役所本庁舎
内 容 市庁舎ライトアップ        

市役所パネル展
と き 10月31日(金)~11月14日(金)
ところ 市役所本庁舎 2階玄関ロビー
内 容 正面玄関ロビーで糖尿病に関するパネル展示

ゆめタウン大牟田健康フェア~「糖尿病」ってどんな病気?~
と き 11月9日(日) 10:00~14:30
ところ ゆめタウン大牟田 2階わくわく広場
内 容 専門医による講演会、各種測定、野菜350グラム計量体験、医療相談、栄養相談

※詳しくは「おおむた健康フェア「糖尿病ってどんな病気?」開催!別ウィンドウで開きます」をご覧ください。

図書館パネル展
と き 11月20日(木)~12月12日(金)
ところ 市立図書館
内 容 糖尿病に関するパネル展示


糖尿病ってなに?

 糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態が長期間続く病気です。血糖値を下げるインスリンというホルモンの量が不足したり、働きが悪くなることで起こります。
私たちの体は、食べ物や飲み物が消化・分解されてできるブドウ糖をエネルギー源にしています。インスリンは、食後に血糖値が上がりすぎないようにブドウ糖の量を調節したり、ブドウ糖を細胞に送り込んで活動エネルギーに変えるなど重要な働きをしています。ところが、インスリンが不足したり働きが悪くなると、体の細胞にうまくブドウ糖を取り入れることができなくなり、エネルギーが筋肉や内臓に届かなくなってしまうのです。


◆成人における糖尿病の基準値
検査項目 正常値  要注意 要治療
空腹時血糖
(ng/dl) 
 100未満  100以上
  125以下 
126以上
 HbA1c(NGSP値)
(%)
5.6未満  5.6以上
  6.4以下 
6.5以上



糖尿病を放っておくと重大な合併症に

 血糖値が高い状態が続くと、細い血管が傷つけられて(1)~(3)の合併症を引き起こします。これらは「しめじ」と覚えましょう。

(1)糖尿病性神経障害・・・「し:神経」
末端の神経の働きが障害され、手足のしびれやこむらがえりが起こります。進行すると壊疽(えそ)(※)を起こし、足指や足を切断しなくてはならないこともあります。
(※)血液の流れが悪くなり、細胞や組織が死んでしまうこと

(2)糖尿病性網膜症・・・「め:目」
網膜の毛細血管が傷み、視力低下や出血などにより、進行すると失明することもあります。

(3)糖尿病性腎症・・・「じ:腎」
腎臓の血管が傷み、ひどくなると腎不全に陥り、人工透析が必要になることもあります。


 また、大きな血管の動脈硬化が進行することで、(4)~(6)の合併症を引き起こします。これらは「えのき」と覚えましょう。

(4)壊疽(えそ)・・・「え」
血管障害、皮膚の感染症により足が腐る

(5)脳卒中・・・「の」
脳梗塞、脳出血

(6)虚血性心疾患・・・「き」
脳梗塞、脳出血


糖尿病の合併症には「えのき」もあれば「しめじ」もある

  • 糖尿病の合併症の絵


糖尿病になる原因、症状は?

糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。

1型糖尿病は子どもの頃に発症することが多いタイプです。インスリンを作る膵臓のβ細胞がウイルスなどにより破壊され、インスリンの分泌が極度に低下するか、分泌されなくなり発症します。

日本人の糖尿病のうち約95%が2型糖尿病です。インスリンの出る量が少なくなるか、または肝臓や筋肉などの細胞がインスリンの作用を感じにくくなり発症します。原因としては肥満、偏った食習慣、喫煙、運動不足、ストレス、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。日本人は欧米人と比較するとインスリン分泌量が約半分しかない人が多く、軽度の肥満でも糖尿病になりやすい体質だと言われています。

糖尿病の自覚症状は初期はありませんが、高血糖状態が続くと体重減少、多飲、多尿、喉が渇く、疲れやすいなどの症状が出ます。


大牟田市の現状

 ◆糖尿病は外来医療費が4億円超え!

令和5年度の大牟田市国民健康保険加入者の医療費のうち、糖尿病の外来医療費総額は約4.4億円で1位となっています。



【特定健診受診者の状況】
                          
◆特定健診受診者の約50%が血糖コントロール不良!
令和5年度に大牟田市国保特定健診を受診した人(5,766人)のHbA1cの結果です。HbA1cが要注意の5.6以上の方が53%(3,065人)と半数を超えています。
  • 特定健診受診者のHbA1cのグラフ
  

今日から実践!糖尿病予防生活

 糖尿病は初期には自覚症状はありませんが、進行すると神経障害や網膜症、腎症などの重大な合併症を引き起こします。生活習慣を見直して体の健康を守りましょう。

糖尿病を予防、改善するポイント

【健診を受ける】
 まずは自分の血糖値を知ることが大切です。年に1回は特定健診や職場健診を受けて、身体の状態を確認しましょう。また、歯周病は糖尿病を悪化させることが分かっています。定期的に歯科健診を受けることも重要です。

【食事】
・1日3食規則正しく食べる
1日3回の食事は血糖値が安定します。朝食は1日のスタートを切る大切なエネルギー源です。今まで朝食を食べていなかった人は、まずは1品からでもとることを習慣にしましょう。ゆっくりよくかんで食べることで早期に満腹感を得られて、食べ過ぎを抑えることができます。
・糖分をとりすぎない
ジュースや糖度の高い果物などは、血糖値を急上昇させます。おやつや果物は活動量の多い昼間や食後にとるようにし、間食や夜食は控えましょう。
・食物繊維をたっぷりとる
野菜や海藻・キノコなどの食物繊維が血糖値の上昇をゆるやかにします。野菜は1日350g以上とるようにしましょう。

<野菜350gの目安量(生野菜だと両手3杯分、加熱した野菜だと片手3杯分)>
  • 生野菜両手3杯分
  • ゆで野菜片手3杯分

・食べる順番に気をつける
野菜から先に食べると野菜に含まれている食物繊維が、糖質の吸収を遅らせ、食後の血糖上昇を緩やかにします。


【運動】
・有酸素運動と筋トレなどの運動を組み合わせる
ジョギングやサイクリングなどの心拍数を上げ、一定時間繰り返す有酸素運動と、筋肉に負荷をかける筋トレを組み合わせることでより血糖値を下げる効果があります。
・運動は食後に行う
食後に体を動かすことで食事で摂ったエネルギーが筋肉で使われるため、食後の血糖値を正常に保つのに効果的です。1回10分のウォーキングでも血糖値上昇を抑制する効果があります。
・座りっぱなしを減らす
掃除や犬の散歩、つま先立ちなど日常生活で動く量を増やすことで運動と同じ効果を得ることができます。


JADEC(ジャデック)連携手帳を活用しましょう!

 JADEC(ジャデック)連携手帳(糖尿病連携手帳)は、糖尿病治療中の方の健康管理のための記録ノートです。本人とかかりつけの内科・歯科・眼科、かかりつけ薬局、市の保健師や管理栄養士などが、検査の結果や治療の状況や目標を共有するために使います。
 希望者には無料で配布していますので、保健センター「らふる」2階健康づくり課へお越しください。
 目標達成に向けて、みんなで数値改善を目指していきましょう。

※「糖尿病連携手帳」は「JADEC連携手帳」に名前が変わりました。
  • 糖尿病連携手帳


参考:厚生労働省 生活習慣病などの情報(eヘルスネット)別ウィンドウで開きます(外部リンク)

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