市長報告・発表案件
（１）令和７年10大ニュースについて
令和７年の大牟田市１０大ニュースを発表いたします。
第１位は、大牟田市を舞台にした瀬木直貴監督の映画「オオムタアツシの青春」の全国公開です。福岡県先行公開では、映画の製作に参加・協力された方をはじめ、多くの市民の皆さまに鑑賞いただきました。また、撮影の主要舞台となった洋菓子店は、飲食店としてリアルオープンし、映画の聖地として、市内外から多くのファンが訪れています。映画のタイトルに「オオムタ」という地名も入っており、本作品を通して、全国の方々に大牟田の魅力を発信し、知名度の向上にもつながったものと思っております。
第２位は、おおむた「大蛇山」まつりの最終日に三井化学からガス漏洩事故が発生し、急遽、まつりが中止となったことです。今回の事故を踏まえて、マニュアルの見直しや関係機関との合同訓練などが実施され、再発防止に向けた取組みが進んでいます。
第３位は、宮原坑や三池港など「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産登録１０周年を迎えたことです。１０周年を記念して、記念式典や夜のランタンフェスなど様々なイベントを実施し、市民の皆さんと１０周年を祝うとともに、まちの貴重な財産を次世代に引き継いでいくことを誓いました。
第４位は、ホテルルートイン大牟田のオープンです。地上１０階建て、客室数３２８室を有するルートイングループで九州最大級の規模で、いよいよ１２月２６日にオープンします。ビジネスや観光など、たくさんの方が利用され、まちの活性化につながっていくことを期待しています。
第５位は、橘中学校、田隈中学校、歴木中学校が３月末に閉校し、４月に白銀中学校と御木中学校が開校したことです。児童生徒の教育環境の向上を目指し、学校の小規模化に対応した学校再編整備を進めており、生徒たちは新しい学校で、楽しく学習や部活動を行っています。
第６位は、大牟田高等学校柔道部の活躍です。３月の全国高等学校柔道選手権大会では、女子団体が初優勝、７月の金鷲旗において男子団体準優勝、８月の高等学校総合体育大会においては、髙橋南乃(よしの)選手の二連覇など男女ともに素晴らしい成績を収められました。
第７位は、三池港に新たな国際コンテナ航路が開設されたことです。この航路により、東南アジアや欧州、米国等、世界各地の港との輸出入が可能になり、本市をはじめ、県南地域の経済・産業の発展につながることを期待しています。
第８位は、「庁舎整備基本構想」の策定です。防災機能の確保やユニバーサルデザインの拡充、市民サービスの向上などを目指し、笹林公園に新庁舎を整備する予定となりました。
第９位は、JR銀水駅前のトイレが新しく生まれ変わったことです。老朽化したトイレを改修するため、地元の校区まちづくり協議会と中学、高校、同窓会で結成した実行委員会により募金活動が行われました。建替えにあたっては、日頃利用される地域や学生の意見も取り入れ、清潔で皆さんが使いやすい新しいトイレが完成しました。
第１０位は、OMUTAジュニアシティメーカーの活動を旧橘中学校出身の高校生たちが、大阪・関西万博で発表したことです。対話を通して、協力しながら持続可能なまちづくりを実現していくプロジェクトの楽しさやすばらしさを世界に向けて、自身の言葉で発信してくれました。
今年の１０大ニュースは、高校生などの若者のエネルギーに満ちた活躍や、まちの活性化につながる明るいニュースが多く選ばれたと感じており、とてもうれしく思います。
一方、市内の工場からのガスの漏洩事故という残念なニュースもありましたが、再発防止に向け、市としても連携・協力し、安心・安全なまちづくりに努めてまいります。
改めまして、皆様に、この１年の市政に対するご理解とご協力に感謝申し上げます。
来年が皆様にとって素晴らしい一年となるとなることをお祈り申し上げます。
その他