~手鎌小学校 平和教育~
8月6日、この日は広島に原始爆弾が投下された日です。大牟田市立の小・中・特別支援学校では出校日となっており、平和教育が行われました。
手鎌小学校では、福岡県並びに大牟田市の遺族連合会の語り部の皆様と、平和教育担当者による「桜花」についての話を通して、平和について考えました。
まず、「戦中戦後の暮らし」について、遺族連合会より、スライドを使いながらお話がありました。「召集令状が届くと断ることはできず兵隊にならなければならなかったこと」、「人手不足のため学生も工場などで働かなければならなかったこと」、「動物園の動物たちも犠牲になったこと」などについて教えていただきました。また、「大牟田にも空襲があり大きな被害があったこと」、「神風特攻隊という命がけの作戦によって多くの若者が命を落としたこと」、「広島と長崎に人類史上初めて原子爆弾が投下され、多くの尊い命が失われたこと」など、戦争の悲惨さについて詳しく教えていただきました。
続いて、実際に戦争を体験された福田さんから、「戦争中は運動靴やランドセル、ノートや消しゴムなどの学用品も十分になく、紙切れをつづったものをノート代わりにしていたこと」、「防空壕に避難していても戦闘機の光が中まで差し込み、見つかるのではないかと恐ろしかったこと」などをお話しいただきました。また、「お父様を戦争で亡くされたため家計が苦しく進学することができなかったこと」、「父親がいないという理由で、希望する仕事に就くことができなかったこと」など、現在では想像できないような多くの苦労を経験されたことを語られました。
子どもたちは、遺族連合会の皆様の話に真剣に耳を傾け、平和の大切さについて考えていました。
最後に、平和教育担当の内藤先生から「桜花」についての話がありました。「桜花」は、手鎌小学校の6年生が来年度入学する新しい中学校の名前です。「桜花」という名前には、「桜が美しく満開の花を咲かせるように、一人一人の個性を大きく花開かせる学校になってほしい」という願いが込められています。内藤先生は、「歴史を正しく学び、受け止めるとともに、この名前に込められた願いを大切にしていこう」と話されました。
子どもたちは、「平和だからこそ安心して学ぶことができること」、そして、「自分たちが進学する中学校には『自分らしい花を咲かせる』という願いと『平和への祈り』が込められていること」を学びました。来年度、桜花中学校へ進学する子どもたちは、その思いを受け継ぎ、誇りをもって新たな学校生活をスタートしてほしいと思います。