母校・宮原中学校で卒業生が夢を語る「ドリーム講話」
9月16日(水)、今年の夏の甲子園大会に熊本ベスト8入りを果たした、令和5年度 宮原中学校卒業生である有明高等学校野球部の正捕手、西山 享太郎さんが母校・宮原中学校を訪れ、甲子園出場にまつわる経験について在校生に語られました。中学時代担任の家永先生との対談形式で行われ、在校生から事前に寄せられた質問をもとに進められました。
西山さんが野球を始めたきっかけは、先に野球をしていた2人のお兄さんの影響だったそうです。小学1年生から野球を始め、その頃からすでに「甲子園に出場したい」という夢を抱いていたといいます。小学校、中学校と練習に打ち込み、その後、有明高等学校へ進学されました。
高校での練習は想像以上に厳しく、体を大きくするために大量の食事をとることには特に苦労したそうです。しかし、高校入学時に掲げた「レギュラーになること」「甲子園に出場すること」という目標を達成するために努力を続けたそうです。
正捕手となってからも、九州大会準々決勝での敗退や甲子園出場をかけた熊本県大会決勝での敗退、さらに、春の甲子園出場をかけた九州大会での敗退など、「あと一歩」というところで何度も悔しい思いを経験したそうです。その中で、チームがまとまらない時期にはミーティングや面談を重ね、生活面の改善にも取り組むなど、練習以外のことにも真剣に向き合ったそうです。そして、「自分の目標はチームの目標」という思いを胸に、仲間とともに困難を乗り越えていったそうです。
3年生の夏、熊本県大会で念願の甲子園出場の切符を手にしました。「この時が自分の人生のピークだと感じた」と話すほど、その喜びは大きかったそうです。
甲子園では、試合のたびに有明高等学校を応援してくれる多くの人々の力を感じたとのことでした。準々決勝ではビデオ判定の末に敗れ、悔しさのあまり涙が止まらなかったそうですが、甲子園の舞台でプレーできたこと、目標としていたベスト8入りを果たせたことは大きな喜びだったと振り返られました。そして何より、これまで支えてくれた家族や指導者、地域の方々への感謝の気持ちが強くなったと話されました。
西山さんは、甲子園への出場は夢のような経験であり、自分自身を大きく成長させてくれた時間だったと語られました。また、「有明旋風」を巻き起こすことができたのは、多くの方々の応援があったからこそであり、自分たちの力だけでは成し遂げられなかったとも述べられました。
最後に西山さんは、「目標を達成するためには、全力で取り組めるものを見つけること、そして辛いことから逃げないことが大切です」と在校生にメッセージを送られました。また、目標に向かって努力することはもちろん、礼儀やあいさつなど日々の生活を整えることも大切であると、繰り返し強調されていたことが印象的でした。
実際に夢をかなえた先輩が身近にいること、そしてその経験談を直接聞くことができたことは、宮原中学校の生徒たちにとって大きな財産になったことでしょう。
西山さんの言葉の一つ一つには、夢を実現した人だからこその説得力がありました。この講話が、生徒たち一人一人が自分の夢や目標について考え、その実現に向けて一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。