<大牟田市出身 30代 Uターン 食品製造メーカー勤務>
進学で大牟田市を出て、北九州の大学を卒業後、東京の大手飲料メーカーへ就職しました。
いつか福岡へ戻れると思い、転勤願いを出しましたがかなわなかったことで、30歳を前に転職を決意。
大牟田市の企業合同面談会をきっかけに、現在勤める食品メーカーへ就職しました。
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※インタビューで掲載している情報は、取材当時のものです。
掲載の制度や施設、サービス等は、変更になっている可能性があります。予めご了承ください。
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Q.大牟田に帰ろうと思ったきっかけは
もともと、就職活動している時から、九州内で仕事をしたかったんです。
大学で所属していた野球部の監督の紹介もあり、九州のどこかに配属になるからって話で大手飲料メーカーに就職したんですけど、東京勤務だったんです。
それでも、いつかは九州に戻れると思って、毎年、異動希望を出していたけれど、希望がかないませんでした。
もったいないという気持ちもありましたけど、福岡に帰れないなら意味がないと、思い切ってやめて帰ってきました。
その後、福岡県内で仕事を探していて、2015年の大牟田市の企業合同面談会でご縁があって、オギハラ食品株式会社に就職しました。
Q.どのような仕事をされていますか?
現在、営業をしていますが、責任ある仕事をさせて頂いて、ものすごくやりがいがあります。
また、大牟田から全国に発信できる商品があることは、すごいことだし誇りに思っています。
品質管理が徹底しているため、営業でも、自信を持って「うちの工場を見に来てください」と言えます。
相手も実際に見て、納得して、安心してうちの商品を扱ってもらえています。
会社に貢献して、社長の言うところの『高菜漬愛』を全国に広めていくことが使命だと思っています。
それを忘れず、良いものをお客さんに広めて、「三池高菜」という名前をしっかりアピールして行きたいです。
Q.大牟田の魅力とは
「周りの人間関係」かなと思います。
ずっと連絡を取ってなかった後輩なんかが、どこかから自分が帰ってきていることを聞きつけて、「先輩、一緒に野球しましょうよ。」とか「飲みに行きましょうよ。」とか誘ってくれて・・・。
それが一人だったり、二人だったり、ものすごくありがたいなって感じてます。
昔から、大牟田にいた同級生とか先輩・後輩とか、良い人ばかりだなって一番感じたところですね。
そして、新しい出会い・繋がりがとても多くて本当に周りの方々に感謝しています。
自分は今、大牟田市の軟式野球連盟に属している野球チームに入っているんです。
企業チームではなく野球が好きな人たちの集まりです。
大牟田出身者がほとんどで、やっぱり、大牟田のチームでやりたいって気持ちが強いんです。
また、野球チームが続くのは、監督の人望やチームの人間関係のおかげもありますね。
Q.これからの大牟田に望むもの
大牟田に帰って来ようと思った時に一番不安なことは、仕事です。賃金体系を見た時に、東京と比べて、差があるから、ぱっと見た時にこれで生活して行けるのかなっていうのが正直なところです。
そういうところに企業や市からの支援があれば、Uターンの後押しになると思います。
今年度から35歳未満の人を対象にした3年間の住宅補助制度(※)が運用されているそうですが、地元を離れてまた転職して帰ってくることを考えるのは30歳くらいが目処だと思うので、年齢設定はいいのかなと思っています。
ただ、もっと早く制度があったら・・・(笑)。
これからは、大牟田の企業が人材確保って意味でも、もっと仕事のやりがいとか、企業の魅力をうまくアピールしていく必要があると思います。
※ UIJターン若者就職奨励金制度…若者の移住者向けの家賃補助制度
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