熱中症にご注意ください!
これから暑くなり、熱中症の発生がピークの時期を迎えます。
熱中症の予防には、水分補給と暑さを避けることが大切です。
エアコンを上手に使い、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう。
熱中症とは
熱中症とは、暑い環境で体温の調節ができなくなった状態で、最悪の場合は死に至る疾患です。
誰でもなる可能性があり、運動中だけでなく、室内でも起こります。
熱中症の症状
〇めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い
〇頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、いつもと様子が違う
重症になると、
〇返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い
コロナ禍における熱中症予防行動のポイント
マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど、体温調整がしづらくなってしまいます。
暑さを避け、水分をとるなどの「熱中症予防」と、マスク、換気などの「新しい生活様式」を両立させましょう。
(1)熱中症を防ぐためにマスクをはずしましょう
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。
屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
マスク着用時は、激しい運動は避け、こまめに水分補給をしましょう。
(2)暑さを避けましょう
通気性がよく、吸汗、速乾性のある衣類を選び、帽子や日傘を使いましょう。
少しでも体調が悪くなったら、涼しい室内や日陰へ移動しましょう。
(3)のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう
1日あたり1.2L(リットル)を目安に、のどが渇く前に水分を補給しましょう。
たくさん汗をかいたら十分な水分補給とともに、塩分等のミネラル補給も忘れずに。
(4)エアコン使用中もこまめに換気をしましょう
一般的な家庭用エアコンは、室内の空気を循環させるだけで、換気は行っていません。
窓やドアを開けたり、扇風機や換気扇を併用したりして、こまめに換気をしましょう。
また、換気後はエアコンの温度をこまめに再設定しましょう。
(5)暑さに備えた体づくりと日頃から体調管理をしましょう
暑さに備え、暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度に運動をしましょう。
毎朝など、定時の体温測定と健康チェックをしましょう。
体調が悪い時は、無理せず自宅で静養しましょう。
熱中症のリスクが高い人に声をかけましょう
高齢者、子ども、持病のある人、肥満の人、障害のある人など熱中症のリスクが高い人には、身近な人から、夜間を含むエアコンの使用やこまめな水分補給等を行うよう声をかけましょう。
高齢者のための熱中症対策【厚生労働省・経済産業省・環境省】(PDF:2.88メガバイト) 
障がいをお持ちの方の熱中症予防ポイント【厚生労働省】(PDF:947.4キロバイト)
熱中症が疑われる人を見かけたら
(1)涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
(2)からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)
(3)水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
暑さ指数(WBGT)を活用しましょう
暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標で、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階があります。段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されていますので、日常生活の参考にしましょう。
環境省熱中症予防情報サイトでは、大牟田市の暑さ指数の予測値および実況値が公開されています。
以下をクリックし、ご確認ください。
環境省熱中症予防情報サイト
(外部リンク)
※「九州地方」「福岡」「大牟田」を選択してください。
(参考)日常生活に関する指針:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より 温度基準 (WBGT) | 注意すべき生活活動の目安 | 注意事項 |
危険 (31℃以上) | すべての生活活動でおこる危険性 | 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒 (28~31℃) | すべての生活活動でおこる危険性 | 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 |
警戒 (25~28℃) | 中等度以上の生活活動でおこる危険性 | 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
注意 (25℃未満) | 強い生活活動でおこる危険性 | 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
(参考)運動に関する指針:(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より
気温 | 暑さ指数 (WBGT) | 熱中症予防運動指針 | |
35℃以上 | 31以上 | 運動は原則中止 | 特別の場合以外は運動を中止する。 特に子どもの場合には中止すべき。 |
31~35℃ | 28~31 | 厳重警戒 (激しい運動は中止) | 熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。 10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。 暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。 |
28~31℃ | 25~28 | 警戒 (積極的に休憩) | 熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。 激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。 |
24~28℃ | 21~25 | 注意 (積極的に水分補給) | 熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。 熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。 |
24℃未満 | 21未満 | ほぼ安全 (適宜水分補給) | 通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。 市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。 |
熱中症に関する外部リンク
熱中症予防情報サイト【環境省】
(外部リンク) 熱中症予防声かけプロジェクト
(外部リンク)
高温注意情報【気象庁】
(外部リンク)