セアカゴケグモについて
原産地:オーストラリア
特徴:成熟したメスの体長は7~10ミリメートル、気性はおとなしく攻撃性は低く、積極的に人を襲うことはない。全体に黒色で腹部の背面と腹面に赤い模様がある。
かまれると局所的に鋭い痛みや熱感を感じる。重症例では進行性の筋肉麻痺を生じる。
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今回確認されたセアカゴケグモのメス(背面) 特徴的な赤い模様を確認できる。 | 今回確認されたセアカゴケグモのメス(腹面) 腹面にも特徴的な赤い模様を確認できる。 |
かまれないために注意すること
・絶対に素手で触らないでください。
・衣服の上からかまれる可能性は低いので、野外で作業するときは、長袖、長ズボン、手袋等を着用しましょう。
・屋外に置きっぱなしのサンダル等を履くときはクモが隠れていないか確認しましょう。
かまれたときは
・かまれた部分を温水や水でよく洗い流し、できるだけ早く病院で医師の診察を受けてください。
・子どもや高齢者は重症化するおそれがあるため、必ず病院で医師の診察を受けてください。
・かんだクモがわかると原因の特定と適切な治療につながるため、絶対に素手で触らず、殺虫スプレー等で殺して医療機関へ持参してください。
セアカゴケグモを見つけたときは
セアカゴケグモの恐れがあるクモを見つけたときは、大牟田市環境企画課へ通報してください。
(絶対に素手で触らないでください。殺虫剤で殺すなど、原形をとどめた状態で通報すると確認が容易になります。)
(対応)
・三井化学(株)大牟田工場周辺での生息状況の確認と防除を実施
・愛情ネットによる注意喚起
・市HP・広報紙等による全市的な注意喚起
・周辺地域への注意喚起
・大牟田市環境企画課に相談窓口を設置(電話:0944-41-2738)
★ 広範囲な薬剤の散布は控えましょう ★
自然界にはセアカゴケグモを捕食する生き物も確認されています。噴霧器などで、薬剤を大量に散布すると、セアカゴケグモ以外の生物も殺してしまい、生態系のバランスが崩れ、かえってセアカゴケグモが増えてしまう危険性があります。
★ 福岡県の情報はこちらをご参照ください(外部リンク)
★ 環境省(九州地方環境事務所)の情報はこちらをご参照ください(外部リンク)
★ 国立環境研究所の情報はこちらをご参照ください(外部リンク)