第7次総合計画まちづくり総合プラン(案)における新たな都市像や基本目標の設定にあたりましては、市民意識調査結果をはじめ、帝京大学生や高校生などの若い世代、あるいは、大牟田市まち・ひと・しごと創生有識者会議のメンバーから、様々なご意見、ワードやフレーズを頂戴しながら、検討を進めてまいりました。
これからのまちづくりにおきましては、各自治体が有する独自性や強みに目を向け、新しい視点や発想を取り込みながら、持続発展可能なまちづくりを進めていく必要があります。
また、有明海沿岸地域におきましては、有明海沿岸道路や九州佐賀国際空港も含めた広域的な交通ネットワークが形成され、人流や物流の更なる活発化が期待されております。その実現のためには、有明圏域定住自立圏の自治体との連携はもちろんのこと、有明海沿岸のより広域的な自治体間の連携による地域活性化が、今後ますます重要になると考えております。
そこで、「人づくり」をまちづくりの基本としつつ、新たな都市像としましては、「元気あふれる」では、大蛇山まつりにおける市民の熱気や、豪雨災害やコロナ禍に決してくじけない、未来志向の市民の力強さを表現するとともに、「安心快適」では、災害に強いまちづくりや子育て環境の充実、本部事務所の撤去など暴力団追放の取組が進んでいること、さらには市民意識調査等で高い評価を得ている本市の暮らしやすさを表現しています。
さらに、「未来価値創造」では、大牟田がこれまで培ってきた様々な基盤や経験を活かし、時代の潮流に合わせ、新しい価値を創造していくことで、新たなまちの魅力を生み出し、持続的に発展するまちの姿を表現することで、「元気あふれる安心快適な未来価値創造都市おおむた」としたところです。
またサブタイトルでは、県を越えた広域連携を進めることにより、有明海沿岸地域全体の発展を先導していくような都市を目指すという、前向きなメッセージを表現したいと考え、「有明海沿岸地域のリーディングシティ」としたものでございます。
新たな都市像を含む、まちづくり総合プラン(案)につきましては、パブリックコメントでお寄せいただいた市民意見や、総合計画審議会からの答申などを踏まえながら、決定してまいりたいと考えております。