血圧が高めな方を対象に、4回1クールの高血圧予防教室を開催しました。この教室では、高血圧を改善するために必要な知識を、医師・健康運動指導士・管理栄養士からの講義や運動、減塩レシピの試食会などで楽しく学びました。
今年度は合計10名の方が参加されました。
1回目「血圧について知ろう編」7月7日(月)
まずは、自分のからだを知るために、体組成(筋肉量や体脂肪率、基礎代謝量など)、血圧、握力の測定を行いました。 その後に、帝京大学福岡医療技術学部教授の河野雄平先生を講師に、血圧が上がる原因、高血圧の合併症、予防について知識を深めました。
2回目「元気にエンジョイライフ編」7月24日(木)
おおむたアリーナで健康運動指導士の本田政美先生より講話と軽い運動を教えていただきました。講話では、運動と血圧の関係を知り、運動の必要性を改めて感じました。運動は、グーパー体操など簡単な体操やマット上で行う運動、ゴムチューブを使っての運動といろいろな体操を一緒に実践しながら教えていただきました。

おおむたアリーナの剣道場 マット運動

ゴムチューブを使用
3回目「減塩でもおいしい秘密編」8月20日(水)
高血圧を予防するためには、減塩が大切です。管理栄養士が減塩のコツを話し、 高血圧予防の食生活について学びました。その後、減塩の調味料と普通の調味料の食べ比べや、減塩レシピの試食を行いました。実際に食べ比べてみることで、日ごろの食事を見直すきっかけになりました。
また、ベジチェックという機器で1日にどれくらい量の野菜を摂っているのかを測定しました。

←実際に食べ比べた食材
試 食 (おからハンバーグ、減塩カレー、減塩パスタソース)
食べ比べ(豆腐と小松菜にそれぞれ減塩調味料と普通調味料をかける)
4回目「高血圧予防マスター編」9月29日(月)
体組成計、血圧、握力、ベジチェックの測定を実施し、3か月間のからだの変化を確かめました。その後、歯科衛生士より歯を守るために日ごろの歯磨きや歯科検診の受診の大切さについて教えていただきました。専門職による個別相談のほかグループに分かれ、これまでの教室での学びや取組を振り返りました。

握力測定

歯科衛生士より
〔参加者の声〕
・血圧に対して真剣に向き合うことができました。最近は商品の成分表示を見るようになりました。(60代 女性)
・家での食事は改めて濃いと感じました。もともと使用していた調味料等を同じ商品の減塩に変更しました。(70代 男性)
・高血圧の予防について新しい視点が持て、自分の考えていなかったことが見えました。(70代 男性)
・教えてもらった運動を毎日取り組むようになりました。(70代 女性)
・血圧を毎日測ることの大切さが分かりました。血圧計を買って毎日測定するようになりました。学んだことを家族にも伝え、家族も納得のうえ薄味にすることができました。(60代 女性)
◆高血圧については下記をご覧ください。
高血圧を予防しましょう
◆毎年5月17日の世界高血圧デーに関連して、令和7年5月18日(日)にイベントを開催しました。
おおむた健康フェア「高血圧について知ろう!」を開催しました! 