大牟田市は、高齢化率が約40%であり、全国平均の約20年先を進んでいる高齢化のまちです。このような中、本市では介護保険制度が始まった2000年以降から、認知症の人含めた誰もが安心して暮らせるまちを目指して様々な事業に取り組んでいます。
このページでは、大牟田市の認知症関係の情報を集約し、掲載しています。
認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言2025
国において、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(令和6年1月)」及び「認知症施策推進基本計画(同12月)」がそれぞれ施行、策定されました。大牟田市ではこの理念に基づき、令和7年2月に「認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言2025」を宣言しました。
⇒認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言2025
(参考)認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言2015
認知症に関する取組み
認知症バリアフリーアクション
認知症の人も安心して外出できるよう、日常生活の中においても非常に身近な買い物に焦点をあて、本人が安心して買い物できる仕組みや環境をつくることを目的に、本人や市内の店舗の皆さんとともに取り組んでいます。
⇒認知症の人も安心して利用できるお店づくり「認知症バリアフリーアクション」を始めています
大牟田市ほっとあんしんネットワーク模擬訓練
 認知症であってもなくても住み慣れた地域で安心して暮らせるまちを目指し、地域住民等の認知症への理解と日ごろからの地域における関わりの大切さの啓発、そして行方不明発生時のセーフティネットの構築のため、毎年実施しています。
 各小学校区の地域住民の皆さんが主体的に活動する形で開催しています。
 ⇒大牟田市ほっとあんしんネットワーク模擬訓練
認知症に関する制度
行方不明のおそれのある認知症高齢者等の事前登録制度
 大牟田市では、認知症等行方不明のリスクが高い人の情報を事前に登録する制度があります。事前に情報を登録することで、初動の対応がスムーズになり、早期発見につながることを目指しています。
 ⇒行方不明のおそれのある認知症高齢者等の事前登録制度
認知症について正しく理解し、考え・学ぶ場
〈市民向け〉認知症サポーター養成講座
 認知症サポーターは、認知症について正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする人です。希望する地域団体、企業等へ講師の派遣を行っています。
 ⇒認知症について学ぶ「認知症サポーター養成講座」
〈小・中学生向け〉絵本教室
 認知症について正しく理解し、ともに支え合う地域社会の大切さ等を学ぶ機会として、小・中学生を対象に実施しています。絵本には、認知症になったおじいさん・おばあさんを温かく見守る主人公や家族、地域が描かれています。
 絵本を読むだけではなく、認知症本人との対話する時間も設けています。これらを通して、認知症の人の気持ちや自分たちにできることを考え、話し合うことで認知症への理解を深めています。
 希望する小・中学校で実施しています。

〈事業所向け〉認知症コーディネーター養成研修
 認知症の人と病気の理解を深め、認知症ケアの実践方法などを学ぶことで、医療・介護現場のケアの質の向上と認知症をきっかけとしたまちづくりを担う人材を育成することを目的として実施しています。
 ⇒認知症コーディネーター養成研修
認知症本人と家族、地域が交流する場
ミーティングセンター
 認知症と診断された本人、家族を一体的に支援することで、在宅生活や人生を豊かに継続していくことを目的としたプログラムです。
 本人同士や家族同士、専門職との新たな「出会い(meeting)」と、みんなで想いを叶えるための「話し合い(meeting)」を大切にするため、ミーティングセンターと呼ばれています。
 決まったプログラム等はなく、本人や家族がやりたいことを参加者全員で話し合い、その活動をともに行います。
認知症カフェ
 認知症の人やその家族、認知症に関心がある人、地域住民の方など誰でも気兼ねなく参加できる集いの場です。専門職や地域住民と出会い、認知症を理解しあい、相談できます。
 開催状況等については、直接各カフェにお問合せください。
| カフェの名称 | 開催場所 | 問合せ | 
| であい喫茶  | 原山町13-3(中央公民館) | 0944-41-2676 | 
| カフェ白川 | 上白川1-1(上白川公民館) | 0944-41-2676 | 
| はっぴーこはま | 小浜町1-1-8 | 0944-41-2676 | 
| もの忘れ喫茶 | 白銀781-3(吉野地区公民館) | 0944-58-7265 | 
| 倉永カフェ 笑 | 倉永1307 | 0944-41-6025 | 
| カフェ・ファーマシィ | 歴木1807-1152 | 0944-32-8128 | 
| 大人の凛カフェ | 中島町1-23(スナック凛) | 090-4511-5707 | 
| オレンジ認カフェ | 岬町3-4(イオンモール大牟田) | 090-4511-5707 | 
| ノルディックウォークカフェ |  新栄町6-1(えるる) 白銀781-3(吉野地区公民館) 岬町3-4(イオンモール大牟田) | 090-4511-5707 | 
| Dカフェ・つどい | 黄金町1-237-9(地域交流施設いこい) | 080-2716-0626 | 
| 十日市(こっぽら~と) | 本町・築町(銀座通り商店街アーケード) | 090-4511-5707 | 

認知症家族の会
 家族同士で悩みを共有しあったり、専門家へ治療やケアなどについて相談したりすることができます。
 今は介護をしていなくても介護・認知症に興味のある方の参加やご本人を同伴しての参加も可能です。
 開催状況等については直接お問合せください。
| 名称 | 開催場所 | 問合せ | 
| 年輪の会 | 瓦町9-3(総合福祉センター) | 090-4511-5707 | 
| りんりんの会 | 白銀781-3(吉野地区公民館) | 090-4511-5707 | 
| ふれあいの会 | 上屋敷町1年12月3日(三川地区公民館) | 0944-41-5298 | 
| リクシス家族の会 | 岬町1202-1(みんなの家リクシス) | 0944-41-1121 | 
認知症本人や家族の相談窓口
認知症なんでも相談室
 認知症について気軽に相談したり、介護の悩みを抱え込まないよう適切な対応を行うための「認知症なんでも相談室」を開設しています。どなたでもご相談できます。
もの忘れ相談医
 認知症についての診療に積極的に取り組み、本市の「地域で認知症の人を支える活動」の啓発に協力できる医師または医療機関を、『もの忘れ相談医』として登録しています。
 ⇒もの忘れで困ったら ~もの忘れ相談医を登録しています~
脳の健康チェック
 認知症の早期発見と予防のため、簡単な脳のチェックや講話、脳の体操などを通して楽しみながら脳の健康維持に努めます。
 出前版と地域版があります。
(1)出前版:希望する団体へスタッフが出向き、実施します
 □開催期間 
 平日午前9時~午後5時
 □対象
 5名以上の団体
 □申込み方法 
 申込み書の提出(FAX可)または福祉課地域支援担当(0944-85-0470)までご連絡ください。
 □申込み書、詳細についてはこちら↓
(2)地域版:会場を指定し、参加者を募って実施します
 □詳細は決定次第、広報おおむたに掲載します。
 □問合せ先:福祉課地域支援担当(0944-85-0470)
認知症医療センター(独立行政法人 国立病院機構大牟田病院)
 精神保健福祉士・臨床心理士が、認知症に関するさまざまな相談に応じ、他の医療・保健・福祉関係機関と連携をとり、必要な支援をします。電話相談にも応じます。
 ⇒認知症医療センター(独立行政法人 国立病院機構大牟田病院) (外部リンク)
(外部リンク)
その他
大牟田地区高齢者等SOSネットワーク関係団体
 日常的な業務の中で行方不明捜索やほっとあんしんネットワーク模擬訓練にご協力いただいている企業・団体です。現在19団体で構成されています。
 ⇒大牟田地区高齢者等SOSネットワーク関係団体について
広域のSOSネットワーク
 認知症高齢者等の移動範囲は、広域にわたることもあります。大牟田市、柳川市、みやま市、荒尾市、南関町、長洲町で構成される有明定住自立圏、筑後地域12市町で構成される「ちくご認知症高齢者等SOSネットワーク広域連携」において各市町が連携して、行方不明になられた方の早期発見につなげるための協力体制を整えています。
 ⇒定住自立圏構想 /    ちくご認知症高齢者等SOSネットワーク広域連携について
 /    ちくご認知症高齢者等SOSネットワーク広域連携について
認知症にやさしいおおむたプロジェクト
 認知症本人の声が起点となり、「まち」を構成する様々な団体(図書館、スーパーマーケット、医療機関、動物園など)と対話を重ねながら、本人が安心して利用し続けられる環境を作ることを目的に活動しています。
 ⇒認知症にやさしいおおむたプロジェクト (外部リンク)
(外部リンク)